平凡だということ

誰かの何かになるということ

2023-01-01から1年間の記事一覧

8年間考えていたこと。

携帯のメモやPCの名前がないファイル。 気になって開いてみるとほとんどが自分のことだった。 この何年間のメモから汲み取れたのは近況や収入、恋人の有無そんなことではなく、 今の自分の気持ちがどうかだった。 軸は常に同じで、今自分は幸せなのか?とか…

負け犬のファルセット

忘れたいことを、忘れられないから文字にして歌にして、 それを聴いて思い出して苦しくなって、 何年経ってもその日に吸い込まれる気がしている。 記憶を上書きして日々を過ごす私たち。 最近は私も都会の方に足を運ぶ機会が増えてきた。 スリッパでも革靴で…

夏を迎える

何が起こったって時間は止まらないし、心臓が動く限りは私もあなたも生きている。 怪我した体も心も少しづつだが治るように出来ている。体は資本なのに、理解しながら蔑ろにする私たち。異変が起きてから野菜ジュースを飲み、ランニングを始める私たち。 心…

夜に溶けていくような

身の丈を遥かに超えた悲しみにぶっ飛ばされて1週間が経過した。 どん底から見た景色はひどくリセットされていて、触れないセーブデータを横目に 次の冒険の書に手を付ける感覚だ。 視界に入り脳が認識するのか、意識の外ですら目で追っているのか、 いまだに…

上京生活②

←前回分 nekohayasashii.hatenablog.com 私の拙い脳が認識した彼の第一印象は、清潔感がある丸っこい男性程度だった。 オフィスで最もカジュアルなシャツを纏い、フワッとした無造作なパーマが印象的であった。 用意されたデスクに座り、部署の説明を聞いた…

上京生活①

今から約5年ほど前、私は大学を卒業した。 新卒で入社した会社は東京で、地元を離れることになった。 その時どうして東京の会社に入社すると決めたのか覚えてはいないが、 最寄駅が存在しないほどの田舎から急に東京に行くのだから、正直気は進まなかったこ…

大切な人と別れたあなたへ

本当に辛い別れというのはきっと誰の人生にもある。 絶望の底に座って、光明を探す気力もない。 何をどうして生きていけば自分は楽になるのか。 本来、もっとも大切な人と過ごす時間ほど人生で有意義なものはないはずだ。 私たちがその価値に気づくのはいつ…

休日で見つける幸せ

私の情熱はいつも焚き火程度だ。 日常の雨風や薪を焚べ忘れて鎮火してしまう。 自分のことは好きな方だが、こういったところは愛すべきものではない。 熱しやすく冷めやすいタイプだからと定義づけず、事実を認めて自分を戒めてやることから始るとしよう。好…

愛しの月曜日

その時間の感じ方は違えども、日々は連続している。 疲れは少しずつ蓄積していて、休みの前日は早く仕事が終わることばかり考えてしまうものだ。 世間一般的に日曜の夜というのは、月曜日にもっとも近いため嫌われている。 月曜休みの私からすれば、もっとも…

日常に潜む宝箱

今週のお題「何して遊ぶ?」 世間はお休み真っ只中。もはや最終日。 私のGWどこ?と失踪したGWを喚く一定の人々を横目に、 静かに憤慨しながら訪れることのないGWを、私は探している。 大学生の頃も単位が道路に落ちていないかよく探したものだ。 これだから…

終わりはくる

時間は見えないが有限。 可視化できないものは怖い。その中でも一番見えず、ある種不平等なものが時間。 人生の持ち時間はあと1時間だと告げられても、若者はとりあえずtiktokを開くのだろうか。 私はスマホなど何処かへぶん投げて、とにかく家から飛び出す…

私の夏といえば

三日目のブログともなると少し慣れてくる。 いつも書くことなど決めておらず、 今まで生きてきて得た知見をギュッと凝縮してブログを書いている。 内容はエスプレッソ寄りで好ましいことだが、豆が尽きてしまいそうなのが懸念点だ。 本屋に駆け込みたくなっ…

拝啓、私と同じ人間たちへ

続ける ということはこんなにも難しいのだな、と二日目にして思い知った私であった。 今まさに花粉症の記事を500文字ほど書いて、全てを消去してやった。 ブログを毎日更新することはとても容易い。 それだけなら永遠に継続できる。自分の中で決めた納得…

タイムカプセル

記事はいつも10分で書くと決めている。 惰性では保たないし、着飾り出す自分に嫌気が差さない程度の丁度いい時間なのだ。 日々の連続が淡々と終わるようになって、もう何年かが経過した。 ここ数年の月日が私にくれた答え、なんて物は特になく、文字通りに…